夏目哉大

ふらりと入ったバーのマスターの晃人に一目惚れし毎日のように通い詰めている美羽は、バーの三周年イベントで手伝いに誘われ好かれたい一心で受けることに。いつもは連れない態度の晃人だったが、その日は酔っ払い客に絡まれる美羽をかばってくれたり、そして客から見えないカウンターの下では手を握っ

写真家である新谷一の所有する暗室で、助手の藤堂かおりは働いている。赤いランプが照らす薄暗い暗室の中は互いの気持ちを素直に、そして次第に大胆にさせていく。写真の現像をしながら、仕事の話や写真への熱い思いを語るうち、藤堂は新谷への長年の憧れを言葉にする。2人は場所も厭わず、求め合うよ

大学の事務で働く夕貴は、女っ気もなく真面目一本な学生の郁に一目惚れ。食事に誘っても下心に気付かない郁のウブすぎるリアクションがツボすぎて「付き合って！」と押しきりまんまと成功。郁の自宅に通いつめ、さすがの郁も積極的な夕貴の誘惑に惑わされ始めていた。そんなある日、郁の家に夕貴が泊ま

同じレストランで働くバイトの文明は、女子力が高く詩織にとって何でも話せる仲の良い女友達のようだった。そんなある日、仕事終わりの飲み会で終電を逃してしまった文明を家に泊めることに。男としての意識がなく今更警戒心も0でまったくもって油断していた詩織に、文明が「俺だって男だよ」といきな

七音がどんなに疲れて帰宅しても、同棲中の恋人湖太郎がいつも料理を作り待っていてくれ尽くしてくれる。普段のやりとりは、まるでペットと御主人さまのような関係の二人だが、七音の尻に敷かれているようで、湖太郎はセックスのときはしっかり主導権を握っているようで…？！

遠距離になってから久しぶりに東京で再開した幼馴染で腐れ縁の陸斗とみさお。都会に染まり陸斗が遠い存在になった様で、ずっと密かに想いを寄せていたみさおは寂しく感じてしまう。一人ホテルに戻ろうとするが、陸斗に引き止められるまま彼の家に行くことに…。そこにはみさおにしか見せない、陸斗の秘

最近連続で仕事でミスしたこともあり、部の飲み会で酒が入り愚痴っぽくなり、しまいには泣き出してしまった可南子…。そこで普段はクールで近寄りがたいチームリーダーの佐原が自宅まで送ってくれることに。密かに憧れていた佐原の思いがけぬ優しい慰めにすっかり心癒されていたのだが、突然佐原から手

レイコは沢山の男たちとカラダだけの関係を持ち、まるでオモチャのように弄び日々のストレスを発散していた。レイコの家に住むジュンもそのうちの一人。仕事から帰ったレイコは毎日のように「疲れた」と言い、ジュンに服を脱がさせ、自分の都合の良いように奉仕をさせる…。ある日、そんな従順だった彼

休日デートを楽しむ予定だった大学生カップルの健大と千春。しかし、健大は熱を出してしまい、せっかくのデートは看病で一日が終わってしまう。翌日には熱も下がり、一安心した健太は千春の大事さを噛みしめるよう抱きしめる。まだ少しだけ熱い体温に煽られ、病み上がりにもかかわらず二人は止まらなく

「愛、屋烏に及ぶ」人を激しく愛すると、その人が住んでいる家の屋根に留まっている烏をも愛するようになる。という意味の昔の言葉です。愛する相手自身だけでなく、その人に関係するすべてのものに愛情を注ぎたくなる気持ちは、よく分かりますよね。この話に登場する聡太も、葉子への愛は日に日に増す

麻子と樹はバリキャリと自由人のてんで凸凹なカップル。生活の時間軸が殆ど噛み合わないため家庭内すれ違い状態が続いているが、全く平気なクールな麻子と、一秒でも長くくっついていたくて仕方ない超ウェットな樹。眠気を堪えて麻子の帰宅を待ち、ひとときの甘～い逢瀬を夢見て接触を試みるのだが…？